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アニメ 『ソードアート・オンライン』から考えるSNSの未来とVR(仮想現実)の魅力

日本のアニメ、「ソードアート・オンライン」からVRの魅力(VRの魅力は腐るほどあると思いますが、そのうちいくつかを紹介します。)について考察してみます。ソードアート・オンラインってなんぞや?って人は以下のリンク記事読んでみてください。竿なら任せろ!って人は読み進めてくださいw

1 ソーシャル性

会ったことない人と、仮想空間上で会って、言葉を交わして、一緒に何かを体験していって、絆を深め合う。ソードアート・オンライン(SAO)では友情と恋愛が炸裂しまくり、主人公の感情に変化起きまくりの世界なんです。もうほぼ現実世界と変わらないんです。

でも考えてみたら、今のインターネット空間もSAO的VR空間に近いじゃないのって思ったんです。こうやってブログを書いて発信して、それを読んでくれる人がいて、2ちゃんで知らない人とだべったり議論したり、マッチングアプリで知らない人とチャットしたり。

kayabaakihiko.hatenablog.com

でもこのソードアート・オンラインでは上述したように人間関係のレベルが明らかに違います。レベチです。現実世界そのものなんです。それを感じさせるシーンは大量にありますが、

例えばこの会話。(ネタバレ回避の方は注意)

 

「なぁアスナ、俺たちの関係って、この世界だけのことなのかな」

「怒るよ、キリト君。たとえここが仮想世界でも、私の気持ちは本物だよ。もし元の世界に戻れたら、私、絶対キリト君ともう一度会って、また好きになるよ。」

 

 さすがアスナさん・・・。

これが2ちゃんねるtwitterマッチングアプリで絡んだだけの相手だったら、ここまでの情を抱きますか??www

なんで今のコミュニケーション媒体じゃそうはならないのか??

今のインターネット上の知らない人同士の交流はテキストメインだと思います。頑張っても音声の会話くらいじゃないですか?昔流行った斎藤さんっていうアプリとか。あるいはスカイプでのテレビ会話くらいです。

ではソードアート・オンラインはどうか?SAOは、本当に一緒にいる感覚があるから、絆が生まれるのでしょう。本当に一緒にいる感覚を実現させる要素は何か?

①主観の視点(アバターを第三者視点で見るのではない。)

②見えているまわりの景色が同じ(=視界の共有)(カフェに友達といるとき、まわりの景色は同じですよね?)

③体の動き、仕草など

④触覚、スキンシップも

⑤表情

⑥音声会話

⑦リアルタイムコミュニケーション(リアルタイムコミュンケーションについては次の記事参照:

kayabaakihiko.hatenablog.com

①から④まではVRならではの要素でしょうPCやスマホ上でこれらは厳しいでしょう。①から⑦のうち、現段階ではVRでは④の触覚と⑤の表情以外はほぼ実現しています。しかし触覚についてはかなり研究が進みつつあり、将来的にVRに触覚も加わっていくというのが業界の認識です。

⑤の表情と⑥の音声会話はスカイプである程度までは分かるでしょう。ですが⑤の表情というのは、スカイプの場合はリアルの表情の映写です。VRアバターの顔のところだけ顔のリアルタイム映像を流し続けるっていうのは無理があるでしょう。なかなか気持ち悪くなると思います。なので、リアルで笑ったという情報を元に、仮想空間内の自分の表情も同時に笑えばいいだけです。(ヘッドマウントディスプレイが邪魔にはなりそうですが・・・)リアルの表情をデジタル情報化し、3Dで生成した顔にリアルタイムで反映させる技術はもうかなり成熟してるっぽいです。(以下動画参照:xxArrayという会社の技術)


したがって今後、外見全てを再現していくことは難しくないでしょう。

 

なにが言いたいか?

SAOの世界はもうすぐやってくる・・・!?

ついにアスナちゃんに会える・・・!!!

ってことじゃなくて、

インターネット上の見知らぬ人との交流の究極の形は、VRによるSAO的世界だ!

ってことです。

2 医療

戦場から帰還した兵隊さんは心的外傷後ストレス障害PTSD)を患ってしまうケースが多いですが、その治療にVRが用いられているのはわりと有名な話だと思います。なぜか患者に、戦場での爆発や銃撃戦など戦争を再現させたVR体験をさせるのです。(いやむしろ悪化させるだろ!!って僕も思いましたが、専門的観点からはそのほうがいいらしいです。詳しくはググってください。)

ソードアート・オンライン(SAO)の第二期では、メインの登場人物は、幼い時に強盗から身を守るために銃で人を撃ち殺してしまったトラウマから、中学生になった今でも銃に関する事柄に触れると吐き気を催し、精神不安定になってしまいます。このトラウマを乗り越えるために、彼女はバーチャールゲームの世界に入り浸り、銃を駆使しまくるキャラクターとして大活躍するんです。不思議とVRの世界では銃を直視できるどころか、他のキャラを狙い撃ちすることも可能になるんです。

この話は完全に将来のVRの活用領域を予見していますね。さすがです。VR元年と言われている今年から6年前の2010年の段階でもうそんなシナリオを書いているとはあっぱれ。(VRは高所恐怖症、閉所恐怖症、人前で緊張してしまうことなど様々な症状に対する治療にも有効なのは有名です。)

 

3 セカンドライフ的要素

SAOにはプロプレイヤーがいて、それでお金を稼いでる人がいます。今でいうyoutuber的存在ですね。お金も存在する世界でして、経済が成り立っていて、職業も存在しています。(昔アメリカで流行ったセカンドライフもそんな感じです)

セカンドライフなんぞや?って人へ

Second Lifeは、3DCGで構成されたインターネット上に存在する仮想世界である。ユーザーはバーチャルな世界で好みのアバターになり、現実の世界とは異なる生活を送ることができる。運営は、アメリカのサンフランシスコに本社を置くリンデンラボ 社が行っている。略称はSL。(Wikipedia

ゆうて、PC上でやるサービスです。(リンデンランボのCEOのPhilip Rosedale氏は新たにVRセカンドライフをつくるべく、High Fidelity社を立ち上げたそうです。) 

 

LINE、2ちゃんねる、もなちゃと、アメーバピグ比較

みなさん、「LINE」と「2ちゃんねる」と「もなちゃと」の3つがあったら、どうゆうふうにカテゴライズしますか??どれとどれ同じ部類ですか?一瞬考えてみてください。

 

 

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僕は最初、LINEと2ちゃんねるは完全に対称的な真逆なものと捉えていました。そしてLINEともなちゃとは同じ部類のサービスだと思ってました。

LINEは「リアルタイム的」サービスで、2ちゃんねるは「非リアルタイム的」サービスだと思ったからです。

LINEはチャット画面を開いていたら自動的にリアルタイムで相手の発言が更新されていく一方で、2ちゃんねるはページを一度更新しにいかないと、最新のコメントが表示されないからです。LINEのほうがリアルタイム性があるコミュニケーションだなと思っていました。一方でもなちゃとはLINEと同じように、画面をいじらなくてもリアルタイムで他のユーザーのコメントがどんどん出現してくるので、これも「リアルタイム的」サービスだと思ってました。

 

でも、もなちゃと(とアメーバピグも)が楽しい理由の一つを考えていたら、あることに気づきました。もなちゃとは、LINEとは180度違うサービスだと。

LINEは手紙やメールに近い要素があります。もなちゃとは、よりリアルのコミュニケーションに近いです。なぜなら、LINEは自分が友達にLINEした瞬間、そのLINEを友達がリアルタイムで見てくれていないからです。友達の目に自分の発信が入るまで、一定以上のタイムラグがあります。(24時間とある友達とのLINEチャット画面を起動していてずっと見てれば別ですが。あるいは、話が盛り上がってずっとチャット画面を開いた状態でお互い矢継ぎ早にLINEを送り合うケースもありますが、そのときはリアルなコミュニケーションよりになっています。)

 

一方でもなちゃと(アメーバピグスカイプのテレビ電話も)は、基本的にその場に自分も相手もいます。席を外すときは、取り込み中っていう表示を加える機能を使ったり、「ちょっと待ってて」というふうに相手に伝えて一時的に退席します。その時以外は、基本的には自分の発言はリアルタイムで相手に伝わるし、その逆もしかりです。これって、リアルのコミュニケーションと似ているんです。友達とカフェや居酒屋で話しているとき、基本的にその会話に集中します。自分の発言と相手の発言はリアルタイム(タイムラグ無し)でお互いに受容されますよね。当たり前のことですが。もなちゃとは相手がリアルタイムでそこにいるっていう確証があるんです。これは百聞に一見にしかずということで、一度もなちゃとを使ってみればわかりると思います。

もなちゃと 入り口 -AAチャット-

 

2ちゃんねるも、相手がその場にいる確証がないので、LINEと同じコミュニケーションツールに分類されます。コミュニケーションにタイムラグが発生します。そうすると、相手がそこにいるっていう感覚がなくなるんです。

関口舞さん ①Lip Inc.の『Lemon』

去年IT系の情報サイトのTechcrunch見てたら、とあるサービスのリリース記事が目に留まりました。人工知能の審査をクリアしないと参加できない、エリートSNSのLemonっていうサービスです。

人工知能で入会審査する大学生限定SNS「Lemon」、ハイレベルな交流サロンは生まれるか? | TechCrunch Japan (たぶんこの記事だったかな?)

人工知能審査うんぬんはわりとどうでもよく、おっ!って思ったのが、

「社交サロンのようなコンセプトで、たくさんの交流、新しいつながりが生まれることを期待しています」、「就職活動について、学校生活についてなど、普段と違うコミュニティーだからこそ得られる情報があります」

などの文句です。

最初は意識高い系の人に特化してるみたいですが、広がっていけば、インターネット上で新たな知らない人との交流、共通の趣味の人を見つけられたりするプラットフォームになりうる!(匿名ではないですが)と思い、すかさず登録してみました。自己紹介や経歴はなるべく意識高い系に見せ、審査余裕でクリアっしょって高をくくっていました。受かったらメールがくるみたいですが、なんとメールが来ませんでした、落選(笑)

 

Lemonの存在も半ば忘れてしまっていた半年後くらいに、兄から突然、「お前と似たようなこと考えてる人がいるぞ」と言われ、とあるブログを紹介されました。「お前みたいに2ちゃんに興味があってうんぬん、」(兄の中ではなぜか僕は相当な2ちゃんねらーとして映ってたみたいですw 高校時代のももクロの時だけなんですが)。どうやらLip Inc っていう会社を経営している関口舞さんという方でした。

インターネットで新しい人に出会うことについて。- 島根の女子高生が京都の女子大生になって、私に会いにきてくれた。 | 関口舞ブログ

確かこの記事だったと思います。(他のインタビュー記事だったかも)それなそれな!!って思いながら読み進めていきました(笑)すると最後のほうに、

 この、当時強く実現したかった、夢見ていたことを形にしたのが、今運営しているサービスである「Lemon」。

おお!!!!俺様を落としやがったあのLEMONか!!!www(冗談です)

そのさらに半年後、実は、「インターネット上で議論したりだべる場」のサービスについてもう1回考え出した先日、参考にするために、もう1度Lemonの審査に挑戦しようと思ったら、どうやら前に登録した情報が残っててそのままめでたく利用開始できました。(審査のクダリがあったのかもよく分からない・・・)意識高い人間の仲間入り\(^o^)/

 

さらにこの関口舞さん率いる(社長は別人みたいですが)Lip Incって会社は後に『Nine』っていう超絶なるサービスをリリースすることになるんですけど、これについても後日書きたいですね。

 

インターネット上の交流には2つある。①知ってる人同士②知らない人同士

インターネット上では2種類の交流があると勝手に思っています。一つが、①リアルの世界で繋がっている友達と、ネット上でも繋がる交流。これはfacebookやLINEなどをはじめとするSNSが代表的ですね。もう一つが、②リアルでは繋がっていない、会ったことがない得たいの知れない人との交流です。2ちゃんねるが代表的ですね。言われてみれば当たり前のことだと思います。

僕はこのうち、二番目の方がけっこう好きなんです。理由は以下の記事を読んでいただければなんとなく理解してもらえると思います。

kayabaakihiko.hatenablog.com


僕はインターネットの魅力の1つは、物理的制限をとっぱらうことだと思っています。これもめちゃくちゃ当たり前のことなんですが、あえて言いたいんです。恋愛で例えましょう。例えば平安時代だったら、生まれた地域の、わずか半径◯◯キロ内の円の中で巡りあう人としか恋愛はできないでしょう。(それにさらに身分による壁も加わってきます)物理的制限MAXですよね。インターネットが登場する前の、20世紀はどうでしょうか?新幹線や飛行機の登場で、基本どこにでも行けるようにはなりました。ですが行った先でたまたま出会った人としか恋愛に発展しません。あるいはお見合いとかですね。輝かしい21世紀の2016年はどうか?インターネットの発達で、マッチングアプリ(出会い系アプリ)やフェースブックなどを駆使すれば、全世界の誰もが恋愛対象になります。(そのアプリに登録している人のみという制約はありますが・・・)

これ、すごいことだと思いませんか!?

恋愛に限らずとも、インターネットで地球の裏側の人と交流しようと思ったら交流できるんです。鎖国時代の江戸時代とは打って変わりましたね\(^o^)/

 例えば、誰かがこのブログを読んでくれていて、そのうちの1人が僕に共感してくれるかもしれません。その人は何年後かには共同創業者になっているかもしれないのです!!これ、すごくないですか??本来だったら仲間を探すときは大学の友人とか会社の同僚とかを当てにするしかないのに。

前者の交流(①リアルの世界で繋がっている友達と、ネット上でも繋がる交流。)はもちろん好きです。頻繁に利用します。

でもせっかく誰とでも交流できるのなら、そっちの恩恵も受けたいし、人類みんながその恩恵を受けるべきだと思うんです。

インターネット上で議論したり、だべる場(ビジネスアイデア備忘録)③

最近またインターネット上の議論する場について考えていて、1年半前に一度作りかけてたサービスについてまた考え始めました。

kayabaakihiko.hatenablog.com


再び考えて、現代版の2ちゃんねるを作ってやろう!っていう結論に達しました。

そこで、なんであのときLobiはダメだと思ったのか?その答えが、LINEをいじってたときにふと理解できた気がしたんです。皆さん、大学生ならサークルの新歓の時期に、100人くらいいる新歓1年生グループLINEにぶちこまれた経験があるでしょう。あるいは就活を経験してる人なら、100人以上いる内定者のグループLINEとかに入ったり。ここでのメンバーって、基本的には自分以外は知らない人である場合が多いんです。(数人は元からの知り合いがいるかもしれませんが)これって2ちゃんねるとかLOBIと同じ状況じゃないか?って気付いたんです。そして、そこでのグループLINEのチャットの内容って、基本的にくそつまんないですよ(笑)(そもそも面白さを求めてねーだろwっていう意見もあると思いますが)

なんでか考えてみたら、これらのLINEグループは、「匿名性が低く」、「縛りが緩いグループ」だからだと思いました。

「◯◯テニスサークル新入生LINE」。「◯◯内定者LINE」。縛りが緩いから、何話せばいいのかもよく分からないので、当たり障りのない話にもなる。さらに、実名だから、下手にそこでしゃしゃり出ることもできません。(どこで人事が目を光らせているかも分かりませんしね・・・ってのは冗談ですw)実名だとぶっちゃけトークもできないですよね。ですがLOBIは匿名に近いにも関わらず、つまらないじゃないか?その通りです。匿名と縛りの緩さどっちかだけじゃダメなんです。両方ないとダメです。

上記のこのグループLINEが、匿名かつ、「◯◯内定者LINE、他の内定どこ蹴ったかをみんな言っていく会」「◯◯内定者LINE、実際ここって給料いいの?について話そう」的な縛りのあるグループLINEだったら、面白くなる気がしませんか??

LOBIも、「ももいろクローバーって10年後もいると思う?」っていうグループだったら議論炸裂すると思うんです。

 

同じ匿名でも、2ちゃんが面白くて、LOBIがつまらないのはここなんじゃないか!って思ったんです。

2ちゃん内でも、「ワンピースについて語ろう!」っていう縛りが緩いスレと、「ワンピースの七武海で最強は誰だと思うか決めようぜ!!」スレだと、後者のほうが盛り上がる気配しませんか?(僕の思い込みかもです)

LOBIは、「グループ」、「コミュニティー」があくまで主役なんです。だから、「ももいろクローバー」グループとかしかないんです。2ちゃんねるは、「話のネタ、お題」が主役なんです。だから「ももいろクローバーって10年後もいると思う?」っていうスレが存在しうるんです。だから2ちゃんは話しあったり議論したりする場に今のところ最もふさわしいプラットフォームだと思った今日この頃です。

 

って思ってたが、今ふと思ったことが・・・。僕が高校と浪人時代にやってた2ちゃんは、縛りが薄いな・・・。ももいろクローバースレと、◯◯予備校◯◯校舎スレ・・・

もう一回出直します・・・

 

(P.S)意見ある人はぜひコメントかメールいただければ幸いです(´・ω・`)

インターネット上で議論したり、だべる場(ビジネスアイデア備忘録)②

前回の記事を読んだ方は、こう思った人がいてもおかしくないと思います。

 

kayabaakihiko.hatenablog.com

「いや、Twitterがあるだろ?ブログだってインターネット上で交流する場だろ。」

って。

Twitterじゃダメなんです!!ブログじゃダメなんです!!二番じゃダメなんです!!(意味不w)

他サービスは議論用ではないと思いました。

 

Twitter:話し合うというより、個人が勝手に発信するだけ。たまにそれにレスがつくだけ。1対Nのコミュニケーション。個人がももクロについて思ったことを発信して、それについて何人かがコメント形式でリプするだけ。それに、Twitterは趣味専用アカウントを作るでもしないかぎり(あるいはリスト機能を活用しないかぎり)、ももクロ関係の人以外もフォローしますよね。ももクロ以外の、「大学のおう友がいま起きた情報」などどうでもいい情報が入ってきちゃうんです。フォロワーに、自分の知り合いがたくさんいますから、気軽にももクロへの熱い思いをツイート連発とかも無理でしょう(笑)ももクロに興味ないフォロワーが多いと推測するからです。それでも気にせず連投するタイプの人もいるかもですが、僕は無理なタイプです。さらに、ももクロ関係のツイートを検索しまくれば、確かにももクロヲタの発信を見れますが、ふつういきなり知らない人にリプしたりしませんよね?(そうゆう人も一定数いるとは思いますが)。Twitterは議論したりだべったりするにはあまり合っていないプラットフォームなんです。

 

ブログ:1対Nのコミュニケーション。個人が発信。何かについて話し合うことがメインの場ではない。

Facebookで流れてくるニュースとかのコメント欄:実名だから本音トークほぼ無し。

Facebookの個人投稿:実名だから、「メガバンクやめたけど質問ある?」とかも無理。「実際◯◯業界ってブラックなの?」「学校でいじめられてるんだけどどうすればい?」「ワンピースの七武海で誰が一番強いか決めようぜ」とかも無理でしょう。議論の場というより近況報告がメイン。

newspicksのコメント欄:これは唯一惜しいです!!ですが、トピックは最新のニュースやインタビュー、対談などに限られます。縛りがあるんです。それにnewspicksはユーザーが自分たちで話し合うトピックを選ぶことも無理でしょう。運営側が選ぶ優良コンテンツ記事に対して、ユーザーがコメントしていってそこが議論の場っぽくなるといった感じでしょう。ですが議論といっても、ユーザーは記事に対してコメントしているだけで、ユーザー同士の会話っぽいことはあまり発生してないと思います。

 

分かった分かった。2ちゃん以外はダメってのは分かった。じゃあ2ちゃんねるでいいじゃないか!!

→ダメなんです!!理由2つあります!!

イメージが悪い。したがって一部の人しか使っていない。
→(スマホの専ブラ、まとめサイト電車男などによって一般への普及の流れもあるものの、)あまり大衆化されていません。爆破予告など犯罪の温床であったり、ネトウヨやヲタクが多かったり、良いイメージがないからです。例えば「2ちゃんねらー」を想像してください。次に「Youtuber」を想像してください。なぜか前者は陰キャラみたいで、後者はキラキラしてませんか?w 当たり前の話ですがw それに、例えば女子大生と2ちゃんはリンクしませんよね?女子大生とinstagramはリンクしていますが。

ユーザーインターフェースが古い、昔から変わってない。

 

だからこそ、「大衆受け×匿名×洗煉されたUI=現代版2ちゃんねるをつくる必要があるんです!!!

インターネット上で議論したり、だべる場(ビジネスアイデア備忘録)①

『もなちゃと』にはまった中学時代

皆さん、もなちゃとって知ってますか??

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こんな感じでアバターとニックネーム選べて、同時にいろんな人とチャットできるんです。中学のときに結構はまった時期がありました。インターネット上の見知らぬ得たいの知れない人との会話、めっちゃ面白いんです。ここで仲良くなった人とスカイプで話したりしてたなそういえば・・・。つい最近超絶久しぶりにもなちゃっと行ってみたらまだあって、リサーチ目的で行ったのに、またはまっちゃって深夜の3時くらいまでくだらない話をしてました笑

 

ももいろクローバーのヲタクだった頃

僕は高校生の時、ももいろクローバーの追っかけをやってました。いわゆる、「キモヲタ」ってやつです笑

ももクロヲタ時代の詳しい話は書くと文庫本くらいの長さになってしまうので後の機会にとっておきますが、、、笑

この時、当時は新規参入組だった僕は、とにかくももクロに関する知識が少しでも知りたかったのです。どんなに小さい情報でもいいから集めたかったのです。そこで、ももクロ2ちゃんねるのスレを発見し、スレ1から遡って、スレ100くらいまで読んでいきました。1つのスレに1000個のコメントがあるので、相当な量です笑。また、同時並行で、最新スレの更新分もチェックしていました。これが僕と2ちゃんねるの出会いです。(それまで僕は2ちゃんねるとは一切縁がありませんでした。ヲタクが見るものだと思っていました。)

学校から帰ってきたら寝るまで2ちゃんを読み出し、同時にももクロのメンバーのGREEブログに張り付いて、更新された瞬間に1コメ(最初にコメントすること)をゲットすることが日課でした。全部読み終えた後は、最新スレで自分も積極的に書き込んだりして、他のヲタと活発に議論したり、くだらないやり取りをしたりしていました。

同時に、Mixiももクロコミュニティーというものも参加していました。ここでもちょくちょくネット上の交流が発生します。

この時から、僕は、インターネット上の知らない人とリアルで会うことに抵抗がありませんでした。ももクロのチケット売買のやり取りがしょっちゅうあるんです。一度チケットを受け取るために、東京から静岡まで各駅停車を乗り継いで行きました。ネットで知り合った人とライブ行ってみたりも。(大学時代はサークルのイベントの集客で、twitterで見知らぬ人にメールして会ってチケット売ったり。twitter経由で知り合った人がサークルのメンバーになってくれたりも!そもそも大学ではじめてできた友達も大学の2ちゃんねるで話してたやつでした笑)

浪人時代

浪人生になったとき、僕は◯◯大学を目指すために、予備校に入りました。そこの予備校は、◯◯大学を目指す人しかいない専門予備校でした。ネットで探したら、僕が通っていた、その◯◯大学専門の予備校のスレを発見し、そこを頻繁にチェックしたり、たまに書き込んだり、他の浪人生とやり取りすることにもわりとはまりました。(勉強もちゃんとしてました!!)

ちょうど同じ時期に就活中の兄が、最近2ちゃんねる見だしたと言ってきました。それまで2ちゃんとは1ミリも関わりがなかった兄が、2ちゃんねるを積極的に見始めて、そこで就活に関する情報収集をするようになったみたいです。就活生同士で語る場が、2ちゃんか、みん就くらいしかなかったようです。

いよいよ起業・・・!?

大学の途中で僕は起業を意識するようになりました。そこで、一番最初に考えたアイデアが3つあり、そのうちの一つが、【趣味や関心事が共通している人同士が集まって、語り合うプラットフォーム】というものでした。

これは、何か自分と共通の趣味や関心事を持っている人と、それについて語るインターネットの場が、2ちゃんねるくらいしかないと思ったからです。グループLINEのようなインターフェースを想定していました。確か2014年の年末頃に、ヨドバシカメラにPCを買いに行って(それまで家族で共有的なPCでした)、すぐに本屋に行ってJAVAを買ってきて2、3ヶ月勉強して、

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こんな感じのものを作ってました。だが、とある日、既にそれっぽいサービスがあることを知りました。「LOBI」っていうアプリです。

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落として使ってみたら僕が作ろうとしていたようなサービスでした。LOBIはあの面白法人カヤックのサービスで、ゲームを攻略するための情報プラットフォームとしてはじまったみたいで、途中からあらゆる領域に広がっていったみたいです。

ですがいまだにサービス紹介のサブタイトルは、「ゲーム攻略・動画の【Lobi】」となっていまして、けっこうゲームが全面的に出て来ているサービスです。1年前もそうでした。「コミュニティー」、「共通の趣味でつながる」的なことを全面に打って出れば、まだ僕も勝ち目あるんじゃないか??とも思いましたが、僕のやる気は半減しました。「先越されてたあああ・・・」的な思いもありましたが、それよりも、「あー、僕が頑張って完成させても、この程度のサービスにしかならないのか・・・」という幻滅の気持ちが強かったからです。なぜか?Lobiが使ってみてつまらないからです。

この時はその理由がいまいち言語化できていませんでした。しかしそれで萎えてしまって、とりあえずそこでこのアイデアはいったん闇に葬りました(笑)

(続く)

 

P.S

それな!って共感した人や、いやそれ違くね?ここ見落としね?とか意見が少しでもある人は、ぜひコメントかメールください!!

 

(追記:7月24日)

共通の趣味でつながったり、mixiのコミュニティーのような場はLOBIくらいしかないと思っていましたが、先日、あのLINE殿が以前、「Naver Cafe」っていう、趣味でつながるアプリをやっていたことを知りました。ですが、超残念ながらこのサービスは流行らなくて失敗したみたいです。LINEの方に流行らなかった理由を聞いてみたところ、当時facebookがすごい勢いできてて、SNS的なものは全部facebookに持って行かれたとのこと。タイミングがダメだったということで、それならば、今ならいけるのかどうか聞いてみたところ、「んー、interest系はきついかなー。でも、スマホにすごく最適な形で出せれば、いけるかも」とおっしゃっていました。