インスタの寿命が伸びた話
ブログの週1配信を決めました!
日曜朝8時配信と宣言しておきながら、しょっぱなから遅刻です( ^ω^ )
昨日?からインスタのストーリーに新機能が追加された。
これはただの、頻繁にあるインスタの1機能追加に見えて、実は
Instagramの存亡に関わるレベルで!めちゃくちゃ重要
だったりするのではないか?
以下の写真のように、あらかじめ親しい人リストに誰を入れるかを選んでおき、
ストーリーに動画を載せる時には、全員に公開するか、この親しい人リストに共有するかを選べるという機能だ。
なぜこれがそんなに重要なのかと言うと、
アメリカの若者がFacebookからSnapchatに逃げた理由
以下わざわざ解説するまでもないくらい自明だが、
フェースブックは親友、友達、恋人、家族、知り合い、上司、先生など、ソーシャルグラフ上の全員をなんの躊躇もなく一つのタイムラインにぶち込んだ、非常に雑で強引なSNSだ。そんな空間に、昨夜のパーティーではめを外しているセルフィー動画など載せられるはずがないだろう。
その結果、Facebookの日本人の間での使われ方は、
【近況報告】私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。
【近況報告】私事で恐縮ですが、このたび米国留学をすることになりました。
【近況報告】私事で恐縮ですが、このたび3年間お世話になった会社を辞め、
【近況報告】私事で恐縮ですが、先日痴漢で捕まり、刑務所の方でお世話になることになりました。変わらず楽しい日々を送っております。
という、1年に1回浮上するかしないかという謎なオフィシャル近況報告な場になった。
これもギリギリミレニアル世代までで、Z世代はそもそもフェースブックを入れてない。
僕はミレニアル世代なのでFacebookはまだ入れている。SNSとして使っているのではなく、情報サイトとして使っている。上の世代はまだFacebookを多用するので、IT/スタートアップ界隈の著名人をたくさんフォローして、タイムラインで情報収集をする。
Facebookが普及するとともに、若者がワクワクする隠れ場のような空間から、オフィシャルな謎空間に進化(退化)していってる間に、iPhone普及の波を見事にとらえたのがSnapchatだ。アメリカのティーネージャーは、素を出せるこっちのアプリに逃げていった。
日本ではSnapchatがマス普及する前に、Snapchat機能をパクったインスタが普及してしまったので、
アメリカでのFacebook→Snapchatの流れは、日本でのFacebook→Instagramと置き換えられる。
※Facebook→Snapchatの流れは非常に奥が深く、ただ親や会社の人が入ってきて居心地が悪くなったという理由だけで片付けれらるようなシフトではない。
ぼくのバイブル本である以下の本に全てが記されているが、残念ながら日本語訳されることはないだろう。上述のようにSnapchatは日本にくる前にインスタにパクられアジア進出の機会を絶たれたので、日本のビジネスマンにとってこの本の需要は薄い。だが、SNSに興味がある人にとっては超必読本だ。脱線してしまった。
https://www.amazon.co.jp/Turn-Down-Billion-Dollars-International/dp/1250108616
親しくない人とも繋がっていくInstagram
TikTokの台頭はあれど、今でも一番強いSNSはInstagramだろうし、女子高生、女子大生、みんなが毎日使うSNSだ。
それでもここ数年は微かに違和感を覚える。
ストーリーで流れてくるコンテンツがつまらなく、基本無表情で消費するコンテンツだってのは個人的に思っている文句だが、
それとは別で、インスタグラムもFacebookがたどったようなソーシャルグラフごちゃ混ぜのSNSになってきている。
プライベートネットワークではなく、完全にソーシャルネットワーク。
ここ5年でInstagramはどんどんソーシャル化していった。
リアルで繋がった人と、オンラインで繋がるときはとりあえずインスタで繋がる。
初めて会った人とはラインではなくインスタを交換するケースも全然多い。
フォロワーが500人とかいる中で、もはや外行き用の自分しか見せれない場にどんどんなっている。
これは極端な例だが、知り合いの女子高生は、
クラスの友達には内緒で付き合ってる彼氏と遊びに行ったら、
その事実を知ってる数人としか繋がっていないSnapchatのグループに写真・動画を載せたりする。
Snapchatが勝てるとしたら、Instagramがどんどんオフィシャルになっていっていく間に、創業以来フォーカスしてきたアンチフェースブック路線、すなわち「プライベートネットワーク」にひたすらに集中すること。だよなあと思っていた。
と言っても、今までのインスタでも、投稿を全員に見せざるをえなかったかというとそうでもない。
自分のストーリーを見せたくない人がいる場合、その人のプロフィールページに飛んで、設定から「ストーリーズを非表示にする」を選ぶことで、対応はできた。
自分も数人にはこの設定を施しているw
だが、そんな人にも、別に見せてもいい投稿であるときもあれば、これはここまでの関係の人にしか見せたくないなってのがある。一切見せたくないってケースはレアだと思う。なので一種の完全ブロックに等しいこの機能は万能ではなかった。
また、特定の人、一人にだけ送ることもできた。
送信先を押して、誰か一人を選ぶ。
これはSnapchatに酷似した機能で、よく使う。
写真or動画を受け取った相手は、一回しか見れない。
ストーリーは基本的には24時間以内であれば何回でも見れるので、使い方がまた少し違う。Snapchatにより近しい。
これも良い機能だが、たまに使う機能にすぎず、万能ではない。
基本的にはインスタは全員に向けてストーリー投稿する使い方が普通だ。
Z世代ともなれば、上述のようにSnapchatと使い分けたり、インスタで複数個アカウントを作ったりして対処している。
そんな中で、冒頭で記載した、今回の親しい人リスト機能の追加はインスタユーザーにとっては救世主的存在だ。
あらかじめ作った親しい人リストにだけ、動画を公開できる。
InstagramはFacebookがたどった失敗を繰り返さずにすむ。
僕もこれを機に、ストーリー非表示設定にしていた知り合いの設定を元に戻そうと思う。
個人的にはつまらないインスタははやくDisruptされて欲しいと思っているので、
TikTokを応援している。
また、TikTokの最新動向をおっさんがまとめている記事はこちら。
ほんじゃあまた来週日曜!