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UNITY VR EXPOレポ(7月17日)

日にちが空いてしまいましたが、先日秋葉原で行われたUNITY VR EXPOに行ってきたので報告したいと思います。

 

10時30分開始で、開始前にすでに行列が出来ていたみたいです。1000人を越える参加者が来場し、会場は熱気に満ちていました。男性のほうが圧倒的に多かったですね。若い人もけっこういた。

 

時間が限られていたので全部体験することは出来ませんでしたが、体験できたものだけ紹介します。 

 

戦艦大和復元計画」

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VRビジネスの衝撃で紹介されていた戦艦大和はぜひ体験してみたかったコンテンツの一つです。これがとにかくすごかったです。今まで体験してきたVRコンテンツの中で最も没入感がありました。待っている間に、比較的大きい2Dのスクリーンで、VR体験内の映像を一通り見ることができました。なのでなんとなくこれを360度のVR版にした感じかって予想して油断していましたが、いざやってみると物凄いです。本当に戦艦大和のデッキ上から船と海を眺めている感覚でした。細部までこだわっていて、奥行きとかも超リアルです。完全に秋葉UDXの展示コーナーに座ってるってこと忘れていました。途中上から戦艦大和を見下ろすシーンがありますが、完全にヘリコプターに乗って見下ろしている感覚です。(ヘリコプター乗ったことありませんが)

 

「飛べると!」

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「VR産業革命」イベントで誰かがたしか、”VR酔いしない”という文脈で言及していたので、気になっていました。

リュックを背負って、椅子に座ります。VR空間内での左右と前方への飛行は背負ってるジェットパックのセンサーによって。体を前に倒すと、前方に飛んで行くことができます。また、座っている椅子を左右に動かすことでも、左右に飛べるようになっています。上に飛ぶには右手に握った特殊な形のマウスのボタンを押し続けます。ボタンから指を離すと、落下していきます。上半身をフルに使ってVR空間を飛んで行くのは非常に面白いです。思うがままの方向に飛んで行くのはけっこう難しいですw さらに、飛んでいる状態から地面におりたつと、胸のあたりがふわっとする感覚を覚えます。タワーオブテラーのあの感じのミニバージョンみたいな感じです。物理的に体は上下運動していないので、とてもおかしな話です。友達が最初に体験して、ふわってなったって言っていて、信じていませんがやってみたら同じくでした。(気のせいかもしれません。)脳が錯覚しているんですかね??

 

Dragon Breaker -TAG

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Leapmotionを使って手の動きをトラッキングします。手をグーの形にすると、気孔弾のエネルギーをためることができます。そこから、手の指を広げてパーの形にすると、気孔弾が発射されます。

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両手で撃つことも可能です。ベジータになりきれます。

発射したあとで手を上に動かしたりすると、気孔弾も上に曲がります。

ドラゴンが迫ってくるので、気孔弾を使って撃ち落としていく感じです。残念ながら魔人ブウやセルは登場しません。

VR版のLeap Motionははじめて使いましたが、PC版と同じ感じでけっこう反応いいです。ただセンサーがカバーする範囲がそこまで広くないのがネックでしょうか。

このDragon Breaker以外にも、ハンドモーションをVR上に反映させるためにリープモーションを使っている出展ブースがけっこうあったことに驚きました。その方法はわりと少数派だと思っていました。

 

スマホをVRに持ち込んでみた

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タイトル通り、実際のスマホをVR空間に持ち込むことができます。VR空間でスマホを操作し、写真をとって、Twitterを開いて投稿することができます。つないであるリアルのスマホをいじると、VR空間内のスマホの画面もそれに応じて変わります。(しかし逆パターン、VR空間でスマホをいじっても、リアルのスマホの画面は変わらないみたいです。これはアンドロイドの仕様の問題かなにかが原因だそうです。)スマホ画面を横にしてみたり、左右に動かしたり、拡大縮小したりすることができます。

VR空間でもスマホを肌身離さず持ち歩くことになるのでしょうかw 歩きスマホでぶつかっても支障なしですねw といっても、将来はスマホを介さなくても、スマホで出来ることはVR上で難なくできるようになるでしょう。

 

PING PONG LEAGUE

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両手にHTC Viveのコントローラーを持ち、サーブをするときは左のコントローラーで玉をつかんで、上に投げて、右のコントローラーで打ちます。ラリー中は右のコントローラーしか使いません。実際の卓球と比べると玉を正確に打ち返すのはかなり難しいですw 慣れてないだけかもしれませんが。

 

HADO

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外のリアル映像がディスプレイ越しに投影され、視界には外のリアル映像の上からデジタル情報がのっかっています。特殊なタイプのヘッドマウントディスプレイを使用しました。装着していてもヘッドマウントディスプレイに隙間があるので、左右と下のリアル世界が若干見えます。利き手にはセンサーを巻きつけます。チーム対戦で、相手の羽を撃ち落としていきます。弾をうつためのゲージは数秒で自然にたまります。ガードをするには、利き手を数秒間下に向けてガードゲージを貯めてから、腕を上に振り上げることでガード発動です。左右に動いて相手の弾をよけることもできるので、全身の動きもトラッキングされています。難しかったですがけっこう楽しかったです!

 

Intersubjective Space

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チームラボの方による作品です。Tilt Brush(まだ体験してませんが)みたいな感じで、HTC Viveのコントローラーを用いてVR空間で描画できます。3D空間で初めて描画を経験したので、めっちゃ楽しかったです。立方体や球、そしてその中にもさらに3Dのものを描いていくことができます。また、以前 Leap Motionと既存の文字書きアプリを使って、空中で文字を書いてPC上に表示させようとした時には、文字がグニャグニャになってしまって全く書けませんでしたが、Intersubjective SpaceではHTC Viveのコントローラーで漢字や数字を非常に高い精度で書くことができたことに驚きました。このIntersubjective SpaceはTilt Brushが出てくる前から進めていたらしいです。

 

Circle of Savior

www.youtube.com

 

僕は体験できませんでしたが、一番賑わってました。HTC Viveはこうゆうコンテンツを作れるのが魅力的ですね。リアル世界でたくさんの観客に囲まれてる中で、体験者は恥ずかしがる様子が一ミリもなく、みんな全力で動きまわってコントローラーふりまわしてましたw みんな現実世界にいること忘れて、完全に没入しきってますねw

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とにかくVRに対する熱気を感じた一日でした。モチベがあがりました。

僕もはやくこのような場でVRコンテンツを出展してみたい・・・!

修業あるのみですね。

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