テクノロジーだよ人間だよ

インターネットやスタートアップやテクノロジーなど

地球人最強説

こんばんわ。最近はyoutuberにすこぶるハマっているカヤバです。

さっきラファエルの動画を見てて思うことがあったので、感想を書いておこうと思います。

 

今までこのブログはテクノロジーとかインターネット関係の事柄限定で丁寧に丁寧に更新していたのですが、(その分更新頻度も低い)、

これからはわりと思ったことなんでも殴り書きしていくスタイルにしようかと思います。

 

昨日アップされたラファエルさんの動画をまだ見てない人は、

まずはDJ社長の動画から、次にヒカルの動画を先に見るのをおすすめします。

ちなみにDJ社長はマジでヤバイです、ルフィー現るです。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

ラファエルの動画はシュールすぎて面白かったのですが、

ちょっと真面目に考えさせられる一面もありました。

ビッグバンとか宇宙が最初3mmくらいだった話とか地球の誕生とかのDetailについて

説明してくれるのですが、

普段意識することなんてないけど、改めてこうやって説明を受けると、

地球があること、そして今我々がこの時代を生きていることは本当に奇跡だと。

動画に出てくるミロクンミンギアとかいうキモかわいい生物に生まれてたとしても、完全なる奇跡でもうめちゃくちゃラッキーなはずなのに、我々は今、歴史上比較的平等な社会でありながら、なおかつテクノロジーが発展して超便利な21世紀に「人間」の体と脳を授かり、誕生している。

もう生まれた瞬間に死んでも悔いはないくらいラッキー。

 

そんな中で育って、大切な誰かと一緒に大切な時間を過ごすこととか、

そんなんもはや神を超越する領域ではないか。

そうゆう人に出会えること、それはもう素敵すぎる奇跡以外の何ものでもないと。

 

というのは置いといて、

動画を見ていて気づいてしまった、

自分がいつのまにか固定観念や常識にがんじがらめになっていたことに。

自分はここ20年の時代しか体験していないから、

ここ20年とここから先3年スパンでしか物事を捉えられていない。

視野がすこぶる狭いと。

僕は平和な日本で平和な生活が続き、ある程度想定の範囲内のことしか起きないと思っている。宇宙・地球の歴史的には、(スパンの違いがあるので比較として適切じゃいかもしれんが)、いつ何が起こってもおかしくない。人類が3年後に滅亡しても、宇宙の歴史的に考えればなんの不思議もない。そんなことは200%ありえないというのが20年しか生きていない僕の固定観念だ。

でも宇宙の歴史から見れば、なんでもありうると。

恐竜なんて一瞬でDisruptされたわけだ。

恐竜らは当時俺らTSUEEEEEE、俺らが永遠に地球代表だろ!って思ってたに違いない。

それが、わずか一日で隕石とかいうテクノロジーによってDisrupt。

 

これから100年、1000年単位で見ればどれほど変化するのか。

テクノロジーの進化スピードを鑑みれば、変化はこれまで以上に加速する。

自動運転とかよく言われてることは当たり前すぎる世界、キャッシュがなくなるのも当たり前、個人がYoutube、Showroomなど動画サービスやValueやTimebankなどの資金調達プラットフォームを駆使して絶大なる力を手にし、企業をも超越していく存在になるのも当たり前。アフリカの人がメルカリで中国人が出品した北京の中古の豪邸を購入するのも当たり前。今は全く想像ができないことも、なんでもありだ。常識が塗り替えられていく。いくらでもDisruptし放題、何度でもDisruptされうる。

 

昔就活のインターンでVRについてあつく語ったら女子学生に言われた。

「LINE以上のコミュニケーションツールなんてもう出てこないでしょ。これが最終形態だと思っている。」

とてつもなく反論したくなった。

こんなことをいう人もいる。

スマホ以上はもうないでしょ〜。」

「もうインターネットとかアプリとかは成熟しきってるよ〜。」

「ソーシャル領域ではインスタ・ワッツアップを操っているFacebook帝国に勝てないでしょ?」

そんなはずがない。不可能なんてない。

なんでもありだ!!

だってミロクンミンギアがYoutuberに進化する世界に生きてるんだから。

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/11/Myllokunmingia.png/250px-Myllokunmingia.png

       ↓

 

http://potatoo.jp/wp-content/uploads/2017/09/ETrGiqP-1024x576.jpg

 

ちなみに孫正義という男は本気で300年スパンで物事を見ている。

こんだけ変化が激しく明日もわからない時代に部下に300年後の事業計画を策定させるなど、ぶっちゃけ甚だしいバカなのか、天才なのかw

 

 

あれ、何が言いたいんだっけ?

まあいいや、地球の話から始まったので、地球の話で終わろう、

とりあえず、レペゼン地球が日本一〜!!

スマホAR時代のSNS その2

前回記事では、人にARコンテンツを紐づけるSNSを考えました。

kayabaakihiko.hatenablog.com

今回は、モノとか場所に紐づけるアプローチを考えます。

f:id:kayaba_akihiko:20170920004236j:plain

これなら、人にスマホをかざす必要はありません。

モノ、場所にARコンテンツを紐付けるSNSのアプローチ

東京の高校生

「ガンちゃん(3代目)が原宿のこのへんににARアップしたらしいよ!」

⇒「え~放課後見にいこ!」

ローラTwitterアカウント

⇒「ハチ公で拡張してきたよ~探してみてね、ウフフ」

高校生

 「3階の奥の空き教室の黒板に、スマホかざしてみてね!」

⇒3DのAR型誕生日メッセージが浮かび上がるとともに、友人が登録したボイスメッセージも同時に再生される。(誕生日おめでとう!っていうラインがくるより嬉しいはずだ。)

「先生の机にARうんこのっけたの誰だよwww」

 

どこかにユーザーがARコンテンツを登録する。そこにスマホをかざした第三者はその登録内容を見れるという仕組みだ。それはテキストかもしれないし画像かもしれないし3Dオブジェクトかもしれない。テキストを投稿する時代の「ツイートする」に相当するような新しい用語がこのAR時代には生まれているだろう。(既にARサービスBlipparではスマホをかざすことをBlippという)

 

コンテンツはネットにアップロードする時代から、現実にアップロードする時代になる。現実にあるデジタルコンテンツと写真を撮って、それをインスタに上げる。そんなサイクルもできるかもしれない。

そしてARコンテンツは必ずしもビジュアルじゃなくてもいい。

「声」や「音楽」を登録してもいい。

そこでしか聞けない音楽

そこでしか読めない文章

そこでしか見れない映像

好きな人が、どこで、どんな景色を見ながら、その音楽を聴いてたのか分かる、

感情移入できそうですね。(ストーカー匂もするww

 

こうやって、現実には何もないのに、デジタル世界ではどんどん情報が蓄積されていく。これが拡張現実の面白さだ。もはや魔法の世界のようだ。見えないモノが、コンピュータの目を通すと、見えるようになる。

 

AR型のSNSは、有名人あるいは身内間のクローズドなSNSというアプローチになるはず。知らない人が登録したARコンテンツとかどうでもいいからだ。

(観光スポットの英語解説、口コミ情報みたいな便利系のコンテンツなら、オープンSNSでも需要あり)

とはいえ、ツイッターと同じで、最終的にはオープンにも広がっていく。そのときは魅力的なコンテンツのみが拡散されていく。ネットやメディア上で、ここにこんな面白いARがあると話題になる。そうなるとデジタル観光スポットができるはずだ。現実には何もない空間に、人だかりができて、みんなスマホで写真を撮っている光景が見られるようになる。これがインスタ映えするコンテンツならなおさら強い。

f:id:atsukichikun:20170805170747p:plain

この羽の3DAR版とかね。

この羽がインスタで流行るのは、

インスタ映えする

・そこに実際に行かないと撮れない稀少性

の2つを満たしているから。

そうゆう意味ではお洒落でアート的な3DARコンテンツがわりと受けやすいと思う。

ローマが、何千年前の遺跡群が残された歴史の観光都市なら、

渋谷は東京オリンピックの頃にはデジタルAR観光都市に脱皮しているかもしれない。

チームラボにぜひとも活躍してほしいw

こうやって妄想する分にはARはめちゃ面白い。ただ実際にやるとなると、いろんな問題が考えられる。

課題1 ARならではのコンテンツとは??

実際どんなコンテンツを登録すればいいのか不明だ。

今のSNSでは、レストランに行ったら店内を、食べ物を写真で撮ればすむ話だ。

友達と遊んでいたら、友達の写真を撮ればいい。

これが、ARになった瞬間に、ユースケースがいっきに減ってしまう。

ツイッター・インスタではできないことが出来ない使い道がないと意味がない。

 

 仮にテキストなら、次のフェースブックが公開している動画の40秒のとこみたいなアプローチなら、納得がいく。

www.youtube.com

 

さらに3Dのコンテンツとなると、ユーザーが簡単に作るわけにもいかない問題が発生する。ある程度の型を運営側が用意することになるのか?

ふたをあけてみないと分からないと楽観視することもできる。

Youtubeに一番最初に投稿された動画は、動物園の退屈な動画だったってのは有名な話だ。今でこそYoutubeにはどんな動画がアップされ、ユーザーがどんな使い方をするかは鮮明にイメージできる。当時Youtubeのコンセプトを説明されても、誰が何のためにどんな動画をあげるのかイメージできる人は少なかったのではなかろうか。

課題その2 コンテンツ不足

現実の場所が多すぎるのに対して、それに付随するコンテンツが足りない。300人フォローしていたとして、街中を歩いていてはたしてどれだけのモノや場所に友人が登録したAR情報が紐付けられているでしょうか?あまりにもモノ、場所の数のほうが多くて、ARコンテンツが足りない。

これが仮に固定された狭い空間だったなら成り立つ。

高校の教室が最たる例だろう。

高校生らは毎日毎日教室という空間に通う。

「黒板に○○と○○のAR相合傘あるらしいよwww」

限られた空間に、仲間が集うため、コンテンツ不足問題は生じないし、コンテンツは毎日更新されていくはずだ。

 

課題その3 AR型SNSのジレンマ

ARは現実の実際のモノ、場所にデジタル情報を重ね合わせる。未来感あふれる。でもそれは裏を返せば、その場所に行かないとコンテンツを見れないということ。これから出てくる弊害は3つ

 ●エンゲージメント率の低さ

インスタ、ツイッターなら投稿した瞬間に全フォロワーにコンテンツが行き渡る。ARを登録してからユーザーがそれを見るまでに、タイムラグが発生する。そしてそもそも、わざわざ見に来てくれる確証はどこにもない。そうなったとき、ARでコンテンツを登録するユーザーのインセンティブがなくなる。

 ●利用頻度が限定される

前回記事でも書いたとおりだ。ツイッター、インスタは24時間どこでも見れる。電車でもできる。エレベータの待ち時間にもできる。夜寝る前ベッドの上でもできる。これこそインターネットの特徴を最大限に享受している。それが、ARだとその場所に行かないとできない。既存のSNSと比べると使える機会はめっきり減ってしまう。

 ●見返せない

インスタはもはや自分が所有するアルバムと化していますよね。これがARソーシャルだと、せっかくの思い出を見返せない!!せっかくばっちり決めた自分の考えを記したテキストや友達とのツーショット写真を現実にアップロードしても、そこに行かないと見返せない。

ここで思い出されるのが、スナチャとインスタのストーリー機能。アップした写真が消える。消えたら見返せないじゃないか!?と最初は思った人は多いはずだ。それでもバズりにバズった。

「見返せないというデメリット」 < 「残らないからこそぶっとんだ投稿もできるし、いいね数も気にせず気軽に投稿でき、投稿の心理的ハードルの低下からくるメリット」

という式が成り立つからだ。メリットがジレンマに勝った瞬間だ。

(しかもインスタの場合は、残したい画像はストーリーではなく普通のタイムラインに投稿すればいいだけ。)

見返せなくても、現実にコンテンツを登録し合う体験から得られるメリットが、ジレンマからくるデメリットを上回れば、ユーザーは動くはず。 

 

課題の解決策

街を歩きながらたまたま友達のARコンテンツに遭遇する。そんなポケGO的サービスを想像するから難しい。

⇒インスタで写真を撮ったらすぐにフォロワーにシェアできるように、ARも登録した瞬間にその画像・動画をタイムラインにもシェアできるようにすればいい。それを見たフォロワーは、面白そうだと思ったら見に行けばいい。

インスタで友達があげていたお洒落なお店を実際に行ってみるのと同じだ。ネット上で知ったARコンテンツを気に行ったら、ピンポイントで見にいけばいいだけ。

(友達がARコンテンツをアップした瞬間に、通知が来る。あるいは、フォローしてる人がアップしたARコンテンツの近くに来たら、通知がくる。という仕掛けも考えられるが、これだけだと、フォロワーの目にARコンテンツが届くとは限らないから、ARを登録するインセンティブが足りない。)

ちなみに課題1の、ARならではのコンテンツとは??という疑問はいまだ残る

 

既存サービス

ここでいったん立ち止まって、歴史を振り返ってみよう。

やはりインターネット業界の先駆者たちはすごくて、昔に既にサービスとして出している。

セカイカメラだ。これはユーザーが場所にARコンテンツを登録していく、オープンなサービスです。

f:id:kayaba_akihiko:20160923032555j:plain

このサービスは2009年にリリースされたが、残念ながら失敗してしまった。その要因について、セカイカメラのCEOが次のように述べている。

運営会社CEOが語る「セカイカメラ」の終わりと未来 | 日刊SPA!より抜粋

「まず、ダメだった点から3点お話しします。1つ目は、使うにあたりスマホをかざさなくてはいけなかったこと。セカイカメラが登場する前から研究されていたAR(拡張現実)を、スマホというデバイスを使って身近なものにしたことは大きい。けれど、かざすのは実際恥ずかしいですよね。周辺の情報はスマホの画面を見てリストや地図で見るのでも十分なわけですし」

たしかに、繁華街でスマホをかざすと不審な目で見られる。さらに、「2つ目は、情報の整理ができていなかったこと。街中を歩いていると多くの情報が目に飛び込んできます。混沌としている現実に、混沌としているウェブ上の情報を載せると、混沌が合わさって、何を見たらいいのかわからない、有用な情報の取捨選択を困難にしてしまった。3つ目は、毎日使う必要性がないこと。いつもの通勤経路で、馴染みの繁華街で、前に見たときと違う情報があれば人は使うけど、それがわからなければ使ってくれない」

人・モノ・場所に紐付けるAR型SNSは、自分がフォローしている人が登録したものしか浮かび上がらないから、2つめの情報のカオス問題はクリアしている。(その代わり、コンテンツ不足問題が生じるが)。コンテンツを登録する人も、オープンに公開するのか、フォロワー限定に公開するのか選択できるようになるはずだ。ここはツイッターとおんなじだ。

そしてSNSなので、ユーザーはTwitterのようにその都度登録しているARコンテンツを書き換えたり(人に登録する場合)、新たに登録(場所に登録する場合)していくので、毎日使う必要性がないという壁もクリア。

1つめの、スマホをかざさないといけない壁は、越えられない壁。

 

それでもなにより、技術・ユーザーの動向の変化を考慮しないといけない。

セカイカメラは早すぎた。

ARの精度は当時より上がっているし(そもそもセカイカメラで登録するテキスト/画像の“エアタグ”は二次元の平面だ)、ユーザーもポケGOでARの使い方を覚えただろう。

 

最近のサービス

セカイカメラ以外にこうゆうサービスは見聞きしたことがなかったが、

つい最近MIRAGEというアプリを発見した。8月にリリースしたばかりだそうだ。

Apple出身者が開発!ARを応用した画像コミュニケーションアプリ「mirage」 | Techable(テッカブル)

実際に使ってみたが、この記事で書いてきた問題を1つも解決できていないので、

流行らないと思う。一応画像を載せておこう。

f:id:kayaba_akihiko:20170918220813j:plain

紐づけたい対象をカメラでぱしゃり。

テキストでも写真でも3Dスタンプでもなんでものっけられる。

f:id:kayaba_akihiko:20170920002205p:plain

いえい。

上記はiPhoneだが、iPadで別のアカウントを登録して、かざしてみたらちゃんと幽霊が浮かび上がった。

 

f:id:kayaba_akihiko:20170920001349p:plain

公開範囲を選べる。Publicにしたら、はてなマークのアイコンが自分のプロフィールアイコンになる。もちろん、このマニアックなアプリを使ってる人が僕の周辺にいるはずがないがw

POKEMON GOは流行ったじゃん?

 待てよ、こんなだけ課題が山積みなのに、ポケGOはなんで成立したんだ??

よく言われている、「ポケモンはARというより、最強のIPがあったから成功しただけ。」と簡単に結論づけることもできるが、もう少し考えてみよう。

・コンテンツ不足問題

→コンテンツ(ポケモン)は運営側が無限に作って、そこら中に落としまくれる。

・ARのジレンマ問題がない

上記の無限に生成されたポケモンは、GPSの「位置情報」に紐づいているので、電車の中でも家でも遊べる。

・コンテンツが変わらない問題もない

→日にち、時間帯によってどこの場所にどんなコンテンツを落とすかを運営が自由自在に操れるので、コンテンツは日々変化する。

 

最後に

上記のようにいろんな課題を見てきた。

これらの問題を交わす仕掛けを上手に作って、ARファーストなインターフェースで最適なフォーマットでサービスを提供できたところが勝つのだ。

次は、ARコンテンツを紐づける対象がないアプローチを考えてみるよ!

 

追記20170921

9/20にARKit対応のiOS11が公開され、WorldBrushというアプリが出てきました。スマホ上での描画がそのままその場所に残り、第三者が見れるというもの。

スマホAR時代のSNS その1

ども。無事に社畜デビューをはたしたカヤバXです。

 

さてさて、アップルがiOS11でAR KITを発表し、それに続いてグーグルもAR Coreを出してきました。GoogleTangoというAR機能が備わったスマホがなくても、これからは全世界のiPhone/Android端末でそこそこちゃんとしたARが使えるようになるわけだ。

 

当たり前だが新しい機能が付くということはそれだけチャンスがあるということ。

スマホに位置情報機能があったから、ウーバーやティンダー、ポケGOみたいなメガサービスが誕生した。スマホにカメラがついてたからインスタやスナチャみたいなものが台頭した。じゃあスマホにARが付いたら、何が出来るようになるのか?それはまだ誰も分からないのかもしれない。使い方に気付けた人だけが次の時代に出てくる。着々と準備をしている開発者もいることだろう。

 

正直ARで出来るようになることは山ほどある。

医療、建築、教育、家具、ファッション、観光、地図ナビ、ゲーム、あげだしたらきりがない。

www.youtube.com

 

 

今回はとりわけAR×SNSについて、スマホで何ができるかについて考えてみましょう。ちょうど1年前に書いて眠っていた下書きを掘り起こしてきました。ARブームが来る前に、妄想を膨らませてみようと思います。

 

 ARのSNSといっても、アプローチはいろんな方法があるんですね。

今回の記事では、人にコンテンツを紐づけることを考えてみましょう。

 クラスで友達や好きな子に向けてスマホをかざしたら、その人が自分で設定したARコンテンツが浮かび上がる。浮かび上がるものは、例えば今日の気分のテキストかもしれない。(LINEのプロフィールに付いているステータスメッセージみたいな感じですね。)「今日は話しかけないでください。」「このあとバイト憂鬱・・・」 みたいな感じかもしれない。Twitterのつぶやきとは重なるところもありますが、完全には一致しませんね。あるいは何かしらの3Dキャラクターが現われるかもしれない。画像かもしれない。(誕生日や趣味みたいにプロフィール的な内容もありえますが、それだとコンテンツ固定で一回みたら終わりでしょう。)

それよりも、「今日、いま(この時間)のあの子にはどんなARコンテンツが紐付いているんだろう・・・?」「いまどんなことを考えてるんだろう??」って好奇心をそそられるコンテンツのほうがいい気がします。正直いまの時点ではどうゆうコンテンツが一番最適か分かりませんが。

f:id:kayaba_akihiko:20160925152903j:plain

(この画像はあんまりイケてないw)

 

そして自分にコンテンツをタグ付けする以外にも、友達にARコンテンツをタグ付けできるかもしれない。(いじめに発展しそうですがw)

やるなら、まずはクローズドなSNSからはじめるべきでしょう。(いきなりオープンでやっても誰も使ってないのできついですw)中高のクラスや大学のサークルとかで流行らせてから広げる。まさにフェースブックと同じ路線ですね

クローズドからオープンになるとどうなるのか?すれ違いの人、電車の人、街中の人にスマホをかざしたらARコンテンツが浮かび上がる。共通の趣味の持ち主が見つかるかもしれない。美女と友達になれるかもしれない。

ただ、AR✕オープンSNSはあまり成立しない。電車でまわりにいる人の情報とか非常にどうでもいいからw そして仮に共通の趣味の人を見つけたとしても、日本人に、赤の他人に話しかける勇気がありますか?ないと 思いますw 勇気以前に、わざわざ話しかける面倒くささもありますね。そこまでするほどじゃないという。それに、ARコンテンツを登録する側も、現実世界のまわりの見ず知らずの人に自分の情報(たとえそこまで個人情報じゃなくても)を1ミリでもオープンにするインセンティブがない気がします。女子高生や女子大生からしたら知らない人に自分の情報知られてるとかガクブルものですね。

もちろん、TinderでARモードを許可している人限定で、すれ違い様にということならありうるでしょう。

となるとクローズドSNSの路線が濃厚でしょうか。

しかし色々と壁が立ちはだかります。

壁その1 スマホを人にかざす心理的ハードル

ポケモンGOはなにもない空間にかざしますが、人に向けてARカメラを起動するとなると話は変わってきます。カメラ向けられると反射的に嫌がりますよね(写真取ろー!っていう場合を除いて)盗撮みたいになっちゃいますね。スマホをかざすほうもかざされるほうも心理的抵抗発生します。これは、スナチャのSpectacles、グーグルグラス、アップルが粛々と準備を進めているアップルグラスが一般普及すれば解決する問題です。顔にデバイスが常備されているので、「かざす」必要がないので両者とも抵抗ないです。

壁その2 わざわざスマホをかざすのはめんどくさい

ポケモンGOはお目当てのポケモンがリアル世界に現われる。最初は面白いからみんなやるでしょう(途中からARモードは使わなくなった人が多数みたいですがw)

友達にスマホをかざして出て来るARコンテンツが、ポケモンに匹敵するかっていう話です。スマホをわざわざかざしてまで見たいものか?

あるいは、圧倒的にユーザーがスマホをかざしてみたくなるようなARにコンテンツを人に紐付けさせる仕組み作りができればワンチャンあるかもですね。

壁その3 サービス使用頻度が圧倒的に少ない

電車に乗っているとき、家にいるとき、トイレにいるとき、このSNSは使えません。友人と一緒にいる時だけです。フェースブックTwitterのようなソーシャルはいつでもどこでもできます。ですがこの種のARのSNSとなると限定されてしまうんですね。

オープンSNSにするという選択肢で解決しますが、オープンSNSは最初に書いたように微妙。

こうなると、使用頻度が圧倒的に少なくなってしまうので、ユーザーの可処分時間を全く奪えません。となると後々のマネタイズも難しいでしょう。

実際にこの1週間でもしこのSNSがあれば、使うタイミングがどれほどあったか考えてみると、あんまりイメージできない。

そんなこといったらSNOWみたいな、友達と一緒に自撮りをしながら使う加工アプリも使用頻度高くないじゃん。確かにそうだ。そのかわりSNOWはメール機能がついているのでこれでユーザーの使用機会、時間をアップさせています。まあLINEみたいな会社が、1機能として実装する分には、使用頻度とかそこまで気にしなくていいんですけどね。

 

既存サービスいろいろ

ちなみに調べると実はけっこうあるんですよね。

www.youtube.com

昔twitter360というサービスが前あったっぽいです。

f:id:kayaba_akihiko:20160925153656p:plain

 ホロレンズでは最近こんなアプリも出てきている。

また、Blipparという、もともとARを用いた商品プロモーションがメインだった有名AR企業が、最近、次のような機能を追加してきました。

f:id:kayaba_akihiko:20170910171120p:plain

まず顔認証で自分の顔を登録する。そこから、自分が好きな音楽をSpotifyから登録したり、Twitter連携で最新のツイートを登録したりできる。スマホで顔をかざすと、まん丸いアイコンが出てきて、ツイッターアイコンとかを押すともっと詳しく出てくる。

f:id:kayaba_akihiko:20170912021231p:plain

写真や動画も自分に紐づけられる。ついでに自分に似ている人の写真を自動的にとってきて、70%一致 みたいな文言付きで紐づけることもできる。謎の韓国の人出てきたンゴwww 誰w

 

なかなかおもしろいサービスですが、みんながこれをスマホでやるのはあまり想像ができない。

 

上記のとおり、いくつか既存サービスをあげましたが、

なんだ、もうあるじゃん。と諦めるのは早い。

サービスには早すぎた、遅すぎたがある。技術的に出来ることとユーザーの関心・ニーズとの兼ね合いもある。

フェースブックが出た時はSNSなんて既にあったことは有名だ。

また、フォーマットを少し変えるだけで、SNSというものはまったく新しいものに生まれ変わる。ツイッターフェースブックもインスタも、基本的にはテキストと画像しか使っていないのだから。

試行錯誤しながらユーザーに最適なフォーマットを提供できたところが勝つのだろう。

 

脱線しましたが、人にARコンテンツを紐づけるアプローチはスマホARだとなかなか難しい。これはスマートグラスがマスに普及するまで末永く待つしかないのかもしれない。じゃあ次は、モノや場所にARコンテンツを紐づけるアプローチについて考えみるよ~

ヲタクコンテンツで世界に打って出る!VRベンチャーMyDearest

 

リゼロが終わってしまって完全虚無モード突入してるカヤバです。。。

f:id:kayaba_akihiko:20161006213453p:plain

先日、VRベンチャーを訪問させていただいたので、紹介します。My Dearest(マイ・ディアレスト、MD)さんです。

(先日と言っても8月に遡りますが。。。怠惰すぎて遅れました、ペテルギウスさんに怒られそうだ)

 

f:id:kayaba_akihiko:20161006214045p:plain 

 目次

 

ソフトバンクを1年でやめて起業

CEOは岸上健人さんで、四国出身、慶応卒で20代です。

f:id:kayaba_akihiko:20161006215552p:plain

 名刺を頂く瞬間にドキッとしたのは初めてですwww

「少女マンガの詳しさならどの女の子にも負けない自信がある!」と言い切る岸上さん。小学生の時からラノベやアニメ、ゲームはバリバリだったそうです。中高は部活に励み、大学でまたラノベ等に復活。ラノベ・アニメ「ソードアート・オンライン(SAO)」が大好きすぎて、VRで起業ってのは大学4年時に決めたそうです。孫さんへの敬意から、一度ソフトバンクに入社。そして2015年の第2回オキュフェス(VR開発者団体によるイベント)にて、エンジニアの方々の物凄い「静かな」熱気を感じ(エンジニアの方々は表立って騒がないらしい)、ソフトバンクをやめて今年2016年に起業。社員と何をやるか話し合ったら、みんなヲタクだし、やっぱりコンテンツを作りたい!となった。オキュフェスでもコンテンツへのニーズは確認済み。

ちなみに孫さんの後継者育成塾のソフトバンクアカデミアを内定者時代に受けて、合格し所属しているみたいです。(アカデミアは1学年の同期で1人しか受からないような超難関なはずです。)

そんなソフトバンクアカデミア時代からVRVRとおっしゃられていたみたいです。

 

IP(Intellectual Property)を取りに行く。そして、メディアミックスが鍵を握る。

実際に何をやっている会社なのか?

IP(Intellectual Property、知的財産。例えばポケモンとかワンピースのキャラとかですね)を新たに作り、それをメディアミックス形式で配信していくという感じです。

メディアミックスとは、例えばある作品のラノベが最初にあって、そこからアニメ化、漫画化、映画化、グッズ化というふうにあらゆるメディアに広がっていった状態をメディアミックスと呼ぶそうです。メディアミックスを最初に確立したのは角川らしいです。いま一番アツいアニメの一つ、Fateがメディアミックスの良い例らしいです。もともとはノベルゲームで、今は世界で大人気なんだとか。

このように原作を持ち、IPを持てると、メディアミックスによって収入が入ってくる。

なので、MyDearestもIPとなりうるキャラやストーリーをオリジナルで新しく作ろうとしているそうです。ちなみにIPのカギはキャラ、グラフィック、ストーリーの面白さ、だそうです。そこで、MyDearestは界隈なら誰でも知っている有名なプロデューサーや実力・実績のあるシナリオライターの方に協力してもらっているらしいです。そしてCEOの岸上さんは、最近は脚本家っぽい役割も担っているとのこと。

「好きな子との対面シーンで、この男の子がこんなにも落ち着いているはずがないっ!!!」と主張したり。完全にベンチャーのCEOから脚本家モードに切り替わってますねw

そして、VRはメディアミックスのうちの1つの手段にすぎない。なので、仮にVRが将来的にこなかったとしても、MyDearestは成り立つ。「基幹部分をいかにVRに依存しないか」ということを意識しているようです。なのでVR以外のコンテンツも世に出す予定だそうです。

黎明期のVR界隈は、いまはプログラマーばかり。プログラマーはゲームが好きなので今はVRはゲームが多い。MyDearestはゲームだけじゃなくて、全部好き。ゲームももちろんやるつもりだけど、ラノベとかアニメとかあらゆるものをやりたい。

仮にゲームをやるとしても、IPになりうるか?ということをまず考える。ゲーム内のキャラクターが後々たつかどうか。グッズにできるかどうか。メディアミックスにして、マネタイズできるのか。

そして今開発中なのが、VR書籍だそうです。

f:id:kayaba_akihiko:20161010204145p:plain

(画像:公式ホームページから引用)              

ラノベとかをVRで体験する。基本は活字を読み進めていくが、ところどころVRコンテンツをポップアップさせたり。オフィスでプロトタイプを体験させていただきましたが、VR上でもふつうに活字読めました。

 

いきなり世界で勝負する!日本は戦国時代だから避ける!

アニメなどの市場は日本は群湯割拠状態なので、日本では勝負しない。世界をターゲットにする。日本のヲタクコンテンツの人気は世界でうなぎのぼり状態。中国のヲタク人口は2億人もいる。その人達は中国語の字幕付きで日本のアニメを見まくっているので、日本語もけっこう分かるらしいです。中国のニコ動のような動画サービスの「ビリビリ」は日本のアニメにもかなり食い込んできているようです。

ちなみに、ヨーロッパではフランスがアニメ大国らしいです。そしてVR学会が存在したのも、日本とフランスだけ。

MyDearestはカルチャー系スタートアップを目指す

MyDearestは自分たちのことをカルチャー系スタートアップと呼んでいるそうです。テクノロジーがどれだけ進んでも変わらない会社とのこと。テクノロジーはあって当然。それにカルチャー的付加価値(日本の文化であるヲタクコンテンツ)を加えていく。上記にあるように、VRはそれらのカルチャーを売るうえでの一つの柱だそうです。

フルーツバスケットで人生が変わる。エンタメには人の人生を変える力がある。

「エンタメ(ゲーム、漫画、アニメなど)は別に何か人の課題を解決したりしないじゃないか」

人の課題を解決してるわけじゃないからお金は出さない、という投資家の方もいたりするらしいです。

ですが、岸上さんは力強くおっしゃいました。

「エンタメコンテンツは、人を変える力があると信じている。」

どうやら岸上さん自身、エンタメに救われた過去があるみたいです。

小学校4年生の時です。それまではいじめられたこともあり、勉強やスポーツも得意ではなかった。そんな内気な性格だった頃に、少女漫画のフルーツバスケットという作品に出会った。

f:id:kayaba_akihiko:20161010212730j:plain

姉と母がフルーツバスケットを読んでいて、たまたま読み始めた。優しさで包み込む作品に感銘をうける。こんな優しさが存在するのか、、、。

そこからポジティブに前向きに変わり、人生がガラッと変わったらしいです。たしかに岸上さんはめちゃくちゃ外交的でエネルギーに満ちていて、とても面白い方という印象を受けたので、内向的な一面は全く垣間見えませんでした。そんなこともあって、

人の人生を変えるコンテンツを作りたい。人に勇気を与えるものをつくりたい。

と思ったそうです。

(僕も、最近リゼロに救われたので、少なからず賛同します。それ以前にも音楽に何度も救われましたw)

VR/AR全般のお話

非常に独特で面白い会社ですね!それ以外にも色々と聞いてきましたので、少し箇条書きで紹介したいと思います。

・今のVR界隈は、プログラマーと3DCGクリエイターの交わりがあんまりない。その両者をそろえているのはゲーム会社くらい。だけどVR系ゲーム会社はプログラマーだらけだから、3DCGのことはそこまでつっこまない。MyDearestは3DCGクリエイターの役割もめちゃくちゃ重視している。

・VR系企業は3DCGクリエイターを探す方がエンジニアを探すより1000倍大変。3DCGクリエイターは需要のわりに供給が足りていない。

スマホVRの可能性。高性能PCを必要とするオキュラスやHTC Viveにいまのところ、面白いゲームはあまりない。googleスマホがdaydream対応になっていくので、そっちの方が伸びそう。

 ・「VRはヲタクの技術、ARはリア充の技術!」VR界隈ではこうゆう格言があるみたいですw  gumiのCEOの國光さんも同じようなこと言っていました:

日本には「攻殻機動隊」や「ソードアート・オンライン」など、VRに親和性の高いコンテンツがすごく多い。向こうのリア充でVRをやってるヤツらと違って、俺らは何年間バーチャルで過ごしてきたと思ってるんだと

 ・VRにしても、アメリカにないものをやらないと価値は残らない。ヲタクコンテンツがその代表。アジアのVRの勝機があるとすればそこ。アメリカのVRは現実寄り。現実を再現しても意味がない。

(Virtual RealityのVirtualは「実質的に」という意味がある。実質的に現実に近いという意味のVRを、日本人は仮想的な現実と誤訳してしまった。なので日本は仮想的コンテンツ路線が多い。たしかに、戦艦大和や宇宙戦艦大和、宗教の世界観(死後の冥界とか聖書に出てくる世界とか)、「君の名は」のような、いま現実には存在しない物や世界を再現してこそ、価値があるかもですね。あるいは、火星や火山のように、現実には存在しても、様々な制約でなかなか体験できない物とか)

VRはテレビやデスクトップPCと同じ。ARはスマホ、モバイルに相当する。VRは止まって体験するもの。余暇の時間に、浸れ込む体験。それに対してARは移動を伴う。

・VRはARより市場規模小さいっていろんな人は言うけど、大事なのはどっちが得意で、どっちがやりたいか。

・ARは下手にいくと死ぬ。ホロレンズとかまだ先。様子見の段階。ポケモンGOポケモンだから流行った。

( なんでまだARは様子見の人が多いのかは、次の記事を参照してみてください。一言で言うと、今のスマホARはレベルが低いからだと思います。Snapchat(Snap)が目指す未来 【ARとコンピュータービジョン】 - kayaba_akihiko’s VR ARブログ

とはいっても、インドネシアにはARバリバリの企業も既にあったりします。東南アジア最大のAR(拡張現実)ベンチャーの創業者に会ってきました! - kayaba_akihiko’s VR ARブログ )

 ・現状はHTCVive強いけど、オキュラスタッチが出たらオキュラスも強くなる。HTCViveのコントローラーとはレベルが違う。

SF小説を読んで育ったのがマーク・ザッカーバーグパルマー・ラッキー、イーロン・マスク日本のVR勢はみんなSAOとかのアニメ、ラノベ、ゲームで育ってる。日本のVR学会ではみんな漫画の話をする。攻殻機動隊ではこうだから、こうしよう。という発想。

・アップルとVRはあまり相性よくないかも。アップルはオシャレだけど、VRはヲタク寄りである意味で洗煉されていないことも大きな魅力の一つ。

・社長は自分でやろうとする気持ち、姿勢が大事。スタートアップは優秀なエンジニアの確保が難しいとはよく言いますが、クラウド会計ソフトを作っているfreeeの佐々木大輔社長は独学でプログラミングを学び、プロダクトを作っていたそうです。そしてスタバでたまたまコードを書いていた学生に声をかけたらしいです。そのスーパープログラマーの学生は社長が自ら作ったプロダクトを見て、コーディングが滅茶苦茶だと思ったものの、自分で形にしようと頑張っているところに惹かれ、アルバイトとしてジョインすることにしたとか。コードが滅茶苦茶だとしても、「書ける」ことが重要みたいです。

 

こちらのインタビューにもいろいろ掲載されていますのでぜひ参照してみてください。

www.sbbit.jp

公式ホームページ : MyDearest inc.

 

MyDearestさんによる、日本を代表する世界的IPの完成が楽しみです\(◎o◎)/!

 

(終わり)

 

Snapchat(Snap)が目指す未来 【ARとコンピュータービジョン】

僕もミランダカーと結婚したいです。カヤバですw

今日のSnapchatに関する記事はだいぶ前から下書きに保管してちょっとずつ書いていましたが、「SnapchatがSnap Incに社名を変更、カメラ企業へというのが今日ニュースになってしまったので、これを機に急きょ公開しますw

www.itmedia.co.jp

スナチャが何を目指し、どうゆう展望を描いているのか考えてみます。(もうスナチャという名前を使うのもやめたほうがいいのかw)

目次

Snap Incはカメラ企業??

スナップチャットをただのメッセージングサービスだと思ってる方は油断しているかもしれません!!いつの間にか彼らはAR(拡張現実)/コンピュータービジョンの会社に脱皮していました。実際今日チャットという言葉を会社名から消しちゃいましたw そして上記リンクにもあるように、「Snap Inc is a camera company」と公言しています。

Snapchatのセルフィー顔画像/動画の加工路線

送った画像が消えるという機能からはじまり、それでバズったスナップチャットですが、最近はセルフィーによる顔の加工路線が目立ちますね。ちなみにこれはれっきとしたAR(拡張現実)です。

f:id:kayaba_akihiko:20160924194821p:plain

f:id:kayaba_akihiko:20160924194920p:plain

 スナチャの歴史についてはこちらのスライド参照してみてください。非常に面白いです。

techcrunch.com

コンピュータービジョンのベンチャー企業を買収

そんなスナチャは今年の6月にコンピュータービジョンのベンチャー企業、Seeneを買収しています。ここはどうゆう会社かというと、顔の3D認証に挑戦している会社です。

f:id:kayaba_akihiko:20160924184740j:plain

なんでこんな会社を買ったのか??

それを理解するにはまずコンピュータービジョンという言葉の理解が必要だと思います。

コンピュータービジョンとAR(拡張現実)

コンピュータービジョンとはすなわち、コンピューターの「目」、「視界」のことを指します。例えばスマホのカメラとか、ペッパーの目とかの視界ですね。コンピュータービジョンはコンピューターの視界を我々人間の視界に近づけるような研究をしています。実はスマホのカメラ越しに映る世界と、僕達人間の目で見ている世界は全然違うのは知ってますか??

僕達は、ちゃんと3D空間を認識できます。奥行きを把握できます。空間を立体的に捉えることができます。現在のスマホでは、初歩的なレベルでしかそれができません

そうなるとどうなるか??AR(拡張現実)で支障が出てくるんです。ARコンテンツが、本来あるべきところに対して、ずれて表示される。リアル世界に自然に沿う形でARコンテンツが浮かび上がらない。当然ですよね。スマホだと空間を認識できていないので、その上に何かを正確に重ね合わせるとかきついです。

f:id:kayaba_akihiko:20160924185607p:plain

こうゆう不自然なことが起きてしまいますw このように、コンピュータービジョンとAR(拡張現実)は切っても切り離せない関係にあります

ポケモンGOのAR(拡張現実)については次記事を参照してみてください。)

kayabaakihiko.hatenablog.com

Google Tango、Microsoft Hololense、Magic Leapの動き

そこで数年前に立ち上がったのがGoogleのTangoというプロジェクトです。スマホで3D空間を認識できるようにしようというプロジェクトです。

www.youtube.com

今年の11月にLenovoからそのスマホが発売されます。

そして先日発売されたiPhone7にはカメラが2つついていますよね?Dual Cameraってやつです。

vrscout.com

人間と同じように「目」が2つになることで、空間をより立体的に把握することができるようになるはずです。(試しにいま片目をつぶって前を見てみてから、途中で両目を開けてみてください。モノとモノの距離がいまいちつかめないフラットな世界が、奥行きがある3D世界に変化します。)

このように、スマホが3D空間を認識できるようになる流れは間違いなくきます。スナチャも当然それを分かっています。そして、メガネ型デバイスの場合はマイクロソフトのホロレンズとマジックリープが主導しています(今日のニュースのスナップのメガネデバイス、スペクタクルズも一応追加w)。マジックリープによる次のデモ動画をご覧ください。どれだけ現実世界に対して、自然にARコンテンツを浮かび上がらせているか、すごすぎますw ここまでは今のスマホではできないことです。

www.youtube.com

スナップチャットの展望

もう一度コンピュータービジョン企業Seeneの買収に話を戻しましょう。

今のスナチャのARは、スタンプレベですね。

f:id:kayaba_akihiko:20160924191005p:plain

本当にヘルメットをかぶっているようには見えませんよね。スタンプの絵を追加して遊んでる感じです。ですが、レベルの高いコンピュータービジョンによって、スマホで顔の3D認証ができるようになれば、もっともっとリアルなARコンテンツ付加が可能になるはずです。本当にダースベーダーやアイアンマンのヘルメットをかぶっているような画像・動画を撮ることができるようになります。

f:id:kayaba_akihiko:20160924192854j:plain

さらにはもしかしたら、スカイプの3D版みたいな機能も実装してくるかもしれないですね。(そして多分ないとは思いますが、VRに進出することで、「会う空間、場」をつくることができれば、そう遠くない未来には本当に対面で話しているかのように機能も実装できちゃいそうですね。スマホ越しだと本当に目の前にいる感覚にはなりません。)

スナチャのARはおそらく顔加工だけにとどまりません。コンピュータービジョンの会社を買ったということは、現実空間に超リアルなARコンテンツを浮かび上がらせることができるはずです。スパイダーマンバットマンスマホ越しに、リアル空間に召喚できる。そしてそのようなマーベルコミックスのキャラクターと一緒に写真をとったり、インタラクトできるようになる。その動画を友達にシェアできるようになる。そして、今のスナチャのARコンテンツはエンタメメインですが、便利系も出てくるかもしれません。(個人的にはコミュニケーションという軸は変わらないと思います。コミュニケーションをARコンテンツによってもっとリッチにしていく方向性かな?)

グーグルTangoの機能を備えたスマホマイクロソフトのホロレンズ、マジックリープの網膜照射型メガネデバイス等が主流になった時代には、スナップチャットは戦いの中心にいることでしょう\(^o^)/

いやー、エバン・シュピーゲルさんSUGEEEEE

 

(P.S)

コンピュータービジョンについてもっと詳しく知りたい人は、次の連載を読んでみてください!連載ではARの細かい技術的な話もバンバン出てくるので勉強になります!

news.mynavi.jp

(終わり)

 次回は他のメッセージングアプリが淘汰されかねない未来について書きます!

 

-------2017年2月26日 追記 ----------

最近以下の記事が流行ってるようです。

僕はテクノロジー目線でスナップについて書いてしまいましたが、

これはユーザー目線、人間中心の目線で的確に真実を語っていて良記事だと思いました。こっちのほうがいいですw ご参照くださいませ。

www.fuze.dj

視点交換VR、テレイグジスタンスで世界が劇的に変わる

前回の記事ではドローンによる視点交換VRがフェスやスポーツライブで活用されるであろうことを書きましたが、実は視点交換VRの力はエンタメ領域にとどまりません。

kayabaakihiko.hatenablog.com

目次

病気の人を外の世界と繋げる / 災害時の探索

伝説のアニメ、ソードアート・オンライン(SAO)ではこんなシーンがあります。(ネタバレ嫌な人は注意してください。)

とある事情で寝たきりのAさんが、「学校に行ってみたい。」、「どうしても昔住んでいた自分の家をこの目で見てみたい。」という。友達のBさんが、360度カメラっぽいものを肩に乗せて、実際にAさんの希望の場所をまわって、その光景を見せてあげる。Aさんは病室でヘッドマウントディスプレイっぽいものをつけて、それらを鑑賞します。

f:id:kayaba_akihiko:20160922233748j:plain

また、主人公たちが、ゲームの世界のキャラクターであるNPC(Non-Player-Character、SAOでは人工知能扱いされています)と絆を深め、そのNPCにリアル世界を見してあげるためにも、視点交換を使います。

また、HER(世界に一つだけの彼女)という映画があります。主人公と人工知能との恋愛を描いた映画です。主人公は人工知能が入ったスマホを胸ポケットにいつも入れて、あちこち歩きまわって、サマンサという名前の人工知能と同じ世界を見て、同じ音を聞いて、同じ体験をします。

f:id:kayaba_akihiko:20160922233729j:plain

SAOではカメラの奥にいるのが、ヘッドマウンテッドディスプレイをかぶっている人間ですが、HERの場合はカメラの奥にいるのが人工知能っていうだけの違いです。HERはとてもオススメ映画なので未鑑賞の方はぜひ。

SAOのように、寝たきりの人、病気の人、お年寄りの人が、外の世界と繋がる架け橋となるのが視点交換VRです。ドローンやロボットの遠隔操作ができれば、病気以外にも、雪崩が起きた雪山の探索、海中の探索、災害時の危険地域や倒壊家屋内の探索、火星や月面の探索など、あらゆる活用が想定できますね。

視点交換VRは他人と繋がることができる革命 

僕がインドネシア旅行の画像をいくらSNSに載せたり、現地でライブ配信なんかしても、僕の友人は僕の体験を本当の意味では理解しえないでしょう。ですがアニメSAOや映画HERに出てくるような視点交換VRがあれば、その人がなにを見て、なにを聞いて、そして触覚や味覚までも再現できるようになれば、その人と完全に同じ体験ができるようになります。人と人がもっと繋がる未来が待ち構えています。楽しみですね。フェースブックは、connect peopleのようなことをミッションに掲げているので、傘下のオキュラスは当然そうゆうことも考えているかもしれません。(当面の目標はタイムラインに赤ちゃんの様子や結婚式の様子などをVRで残すことだと思いますが。)

 

テレイグジスタンス、テレイマージョン

上記のような話をすると、映画好きの人ならば、ブルース・ウィルス主演のSURROGATEという映画(2009年)を思い浮かべることでしょう。SAOは家のベッドからフルダイブVRによって仮想世界に没入しますが、サロゲートという映画では、家のベッドから現実世界に再突入します。家でベッドの上から自分の分身ロボットを遠隔操作します。サロゲートというのは「代理人」という意味です。文字通りの映画ですね。面白いので見てみてください、オススメです。これはSAOで出て来た視点交換VRの究極の形です。

www.youtube.com

ここまでいったらすごいです。1人1台分身のロボット人間を所有していて、基本的に外を出歩くのは人間の姿をしたロボット達です。ヒューマノイドが経済活動の中心を担います。どれだけ年を取っても元気に世界を走り回ることができます。このときは、ロボットの遠隔操作は、オキュラスタッチのようなコントローラーではなく、脳波によって行われます。右に動けと思ったら分身ロボットが右に動く。BMI(ブレイン・マシーン・インターフェース)と呼ばれるものですね。人間とロボットを繋げるインターフェースは脳派になるわけです。SAOや攻殻機動隊と同じですね。

マトリックスっぽさもありますねw)

f:id:kayaba_akihiko:20160924171917j:plain

こうゆうロボット✕遠隔操作✕VR✕BMIなどの領域のことをテレイグジスタンス( Telexistence、遠隔臨場感、遠隔存在感)、テレイマージョンといいますが、先日行われたVR学会のタイムテーブルを見ても、テレイグジスタンス関連の発表はいくつもありました。(出席できませんでしたが。)確実に期待されている分野なのでしょう。実際にそのような未来を見据えて挑戦をしている、Macrospace Incという日本のベンチャー企業もあったりします。

 

視点交換VRを担うのはカメラが搭載されている全ての機械

SAOでは360度カメラ、HERではスマートフォン、Surrogateではヒューマノイドが視点交換VRを実現する媒体になっています。このように、コンピューターの「目」となる「カメラ」さえついていれば(センサーもあればなおよし)、デバイスはどうゆう形態をとってもOKです。スマホかもしれないし、メガネ型デバイスかもしれないし、ドローンかもしれないし、ペッパーかもしれないし、マツコロイドかもしれない。(マツコロイドってカメラついてないかw)

 

 (終わり!最後まで読んでいただきありがとうございます!)

VR(仮想現実)で家からウルトラジャパンに参戦できる日がやってくるぞぉ

今日はパリピの皆さんに朗報です。家からVR(バーチャル・リアリティー、仮想現実)によってウルトラジャパンに参加できるようになる日がかなり近いです!!

f:id:kayaba_akihiko:20160923002849j:plain

目次

VRライブ配信の台頭

 音楽ライブや音楽フェスはチケット代金がけっこうかかる。人気アーティストなら1万は軽く越すでしょう。交通費もかさみます。ウルトラのようにお台場ならまだいいですが、フジロックのように新潟にある地方フェスとかだと交通費はけっこう痛いですね。さらに海外のフェスってなるともっとハードルがあがります。ウルトラの本家、Ultra Music Festivalは米国のマイアミであります。同じく世界3大EDMフェスの一つであるTomorrowlandの本家はベルギーであります。Tomorrowlandは僕も当時何度も参加しようか迷いました。莫大な交通費を払う覚悟はありましたが、テスト期間とかぶっていたので単位を全捨てする覚悟はさすがにありませんでしたw

このように、物理的に距離があると、交通費もきついですし、往復の移動も大変です。

また、会社に勤めている方はそう簡単には休みも取れないので厳しいですね。

病気の方や障がい者の方も、参加するハードルが高いと思います。

ついでにチケットの枚数も限られているので、人気イベントは1分で完売とかよくありますね。完売したら参加したくてもできませんorz

このようにフェスは物理的にも時間的にも金銭的にも制約ありありです。

VR(仮想現実)によるライブ配信では、誰でも、どこからでも、ライブに参戦できるようになり、上記の問題は全て解決します。ついでに前回記事で述べた7つのジレンマも克服ですねw

kayabaakihiko.hatenablog.com

そして実はEDMは好きだけどパリピに囲まれるのには抵抗がある草食系男子も安心です!w

 電通ソフトバンク、ドコモの動き

電通はVRクルーズというVR動画配信プラットフォームで、ももクロのライブとかをVR配信しています。ネカフェにいけば、VR TheaterでVRクルーズのコンテンツを体験できるのでぜひ。(Gear VR使用)電通は他にも、アンダーワールドのVRライブ配信イベントなども主催していました。電通のVRに対する見解に興味がある方は、以前書いた次の記事を参照してみてください。

kayabaakihiko.hatenablog.com

 さらに、ちょうどおととい、こんなニュースもありましたね。

jp.techcrunch.com

そして先日、ソフトバンクの、米国Next VR社への出資が新聞やニュースで取り上げられていましたね。NextVRはだいぶ前から、アメリカでNBAのVRライブ配信(Gear VRで)したりしてて有名です。

www.moguravr.com

ドコモも先日、dTV VRで話題になりました。10月からAcid Black CherryやAAAをはじめとするアーティストのVRライブ配信がdTVではじまります。キャリア勢気合い入ってきましたねぇ。

pc.video.dmkt-sp.jp

ちなみにウルトラにはサイバーエージェントの定額音楽ストリーミングサービスのAWAが協賛として関わってるので、Abema TV VRとかで出してくるのですかね??笑 ウルトラにかんでる博報堂とサイバーの提携とかありそうですねね。ちなみに今年3月には、ウルトラジャパンに2回出演しているあのハードウェルのVR動画配信がありました。

jaykogami.com

 

ドローン✕視点交換VR✕音楽・スポーツイベントの可能性

今のところ、LIVE配信は360度カメラをステージ前に固定して撮影しているみたいですが、今回はドローン✕VRというアプローチについても考えてみます。

先日会場外の上の方からウルトラジャパンを眺めていたときに次のように思いました。ドローン飛ばして、GoProを10台くらい搭載して360度撮影、高性能な360度サウンド対応の受音機も搭載、その映像をVRヘッドマウントディスプレイ越しに映して、360度サウンド式の音はオキュラスのヘッドフォンで聞けば最高じゃないか???さらにオキュラスタッチでドローンを操縦すればもっといいw

家から1人1台ULTRAドローンと契約結んで、ウルトラジャパンに参加する時代ですな!w

とにかくドローンと視点交換VRの相性は半端無くいいんじゃん!!と思いました。ウルトラに関するブログを書こうと思ったきっかけです。

そんなことしたら、大量のドローン同士が衝突して事故るだろうwww ユーザーが誤作動して落下させたりしたら危険だろうwww

っていう指摘についてはごもっともですw

なのでドローン2台くらいを運営側が操縦する流れですかね?それをVRライブ配信とう形かな?

東大生が立ち上げたVR✕ドローンのベンチャー、icARus

上記のようなことを考えてたらふと、そういえばTokyo VR Startupsの第一期に選ばれたicARusという東大生が立ち上げた会社あったなと思い出しました。ドローン✕VRシューティング対戦ゲームをやっている会社です。2人がお互いドローンを飛ばし合ってドローンの視界をVRヘッドマウンテッドディスプレイ?で見ながら、シューティングし合う的なゲームをやっていました。最初聞いた時はあまり響きませんでしたが、いま思うと、icARusは最終的にはゲーム以外の上記のようなことも狙ってるのかな?!って思いました。TVSのホームページに行ってみたところ、半年間の開発を経てのインタビューで次のようにありました。(Tokyo VR Startups 参加チーム | Tokyo VR Startups

このドローンを突き詰めていった時に、ゲームだけじゃもったいないなと感じたんですよ。なので、他の方面で人や暮らしに役立てないかなと考えた時に、実は今自分が作っているドローンというのは、ドローンの進化の歴史の中で完成形を意味するものなんじゃないかと気づき、ゲームだけじゃなくドローン業界の頂点に立てるのではないかという確信が生まれてきて

  おお、何やらすごいことを企んでいそうだ、期待大ですね。

 VR空間内で音楽フェスを0から作り上げる

最後に、ライブのVR配信というアプローチではなく、VR空間内で会場を用意して、DJもお客さんもヘッドマウンテッドディスプレイによってそのイベントにアクセスするというアプローチももしかしたらありかもです。スポーツのように現実世界での物理的なインタラクションが必要な場合だったり、バンドのライブのように楽器を演奏する必要がある場合と違って、音楽を流すだけですむEDMフェスならば、VR空間内でもなんとかなりそうです。

昔流行ったセカンドライフでは、ダンスクラブ空間がいくつもあり、人々がそこに集まります。DJの人もちゃんといます。

f:id:kayaba_akihiko:20160923132150j:plain

f:id:kayaba_akihiko:20160923132206j:plain

f:id:kayaba_akihiko:20160923132216j:plain

セカンドライフは3人称視点ですが、VRでアバターの1人称視点にすれば、もっと臨場感はありそうです。(自分の顔と体格をデジタル空間に再現する技術もある程度発展しているので、リアルなアバターも将来的には可能かも)

VR集会サービスを運営中のClusterさんにはぜひやってほしいですw

f:id:kayaba_akihiko:20160923132736j:plain

 

(終わり)

次の記事では、視点交換VRのさらなる可能性を探っていきます!!

kayabaakihiko.hatenablog.com

 

てか、Hardwellが完全復活してますね~